
Apple Businessの登録方法
デバイスに関する重要な情報の表示や、アプリや設定の送信、デバイスへのプッシュコマンドの送信を行うには、Apple Businessの組み込みデバイス管理サービスにデバイスを登録する必要があります。
デバイスを登録する方法は、選択するプランによって異なります。デバイスの管理を行うには、以下の登録方法があります。
アカウント駆動型ユーザー登録:ユーザー登録は、組織ではなく個人がデバイスを所有するBYOD(個人用デバイスの業務使用)向けに設計されています。
デバイス登録:デバイス登録は、従業員がすでに使用している会社所有のデバイス向けに設計されています。デバイス登録では、デバイスのデータを消去することなく、ユーザーが手動でデバイスを登録できます。
自動デバイス登録:自動デバイス登録は、新しいデバイスや消去されたデバイス向けに設計されています。自動デバイス登録を使用すると、組織はデバイスを箱から取り出して電源を入れた瞬間からデバイスの構成と管理を行うことができます。この登録方法は、従業員プランとデバイスプランの両方で使用できます。
Apple Businessの従業員プランでは、従業員1名につき最大3台のデバイスを登録できます。従業員は、管理対象Apple Accountで自分のデバイスにサインインするだけで、そのデバイスを管理対象にすることができます。プランオプションの一覧については、「AppleCare+ for Businessプランについて」を参照してください。
デバイスが登録されて管理対象になると、デバイスには構成されたすべての設定と割り当てられたアプリが入り、Apple Businessアプリがインストールされ、勤務先のiCloudストレージにアクセスできるようになります。
注記: 登録方法によっては、すべてのアプリと機能をiCloudに同期できるとは限りません。詳細については、「管理対象Apple Accountでのサービスへのアクセス」を参照してください。
Apple Businessの登録方法
機能 | アカウント駆動型ユーザー登録 | アカウント駆動型デバイス登録 | プロファイルベースのデバイス登録 | 自動デバイス登録 |
|---|---|---|---|---|
対応するオペレーティングシステムの最小バージョン | iOS 15 iPadOS 15 macOS 14 visionOS 26.4 | iOS 17 iPadOS 17 macOS 14 visionOS 26.4 | macOS 13 | iOS 15 iPadOS 15 macOS 12.0.1 tvOS 15(デバイスプランのみ) visionOS 26.4 (ベータ版機能を有効にしている場合) |
プラン | ユーザー | ユーザー | ユーザー | デバイス ユーザー |
監視 | いいえ | いいえ(iPhone、iPad、Apple Vision Pro) はい(Mac) | はい(Mac) | はい |
データ分離 | はい | はい | いいえ | いいえ |
管理対象外(個人用) Apple Accountを使用する | はい | はい | はい | いいえ(ユーザープラン) 非サポート(デバイスプラン) |
アカウント駆動型ユーザー登録
アカウント駆動型ユーザー登録を使用して、従業員個人のiPhone、iPad、Mac、Apple Vision ProをApple Businessに登録できます。この方法でデバイスを登録した場合、以下の処理が実行されます。
Apple Businessアプリがインストールされる:はい
割り当てられたアプリが使用できる:Apple Businessアプリ内で使用できます
設定が適用される:はい
デバイスが監視される:Mac:いいえ。iPhone、iPad、Apple Vision Pro:いいえ
個人データと作業データが分離される:いいえ
管理対象外(個人用) Apple AccountのiCloudストレージ:はい
組織の管理対象Apple AccountのiCloudストレージ:使用できます
必要条件
この機能を利用するには、iOS 15、iPadOS 15、macOS 14、visionOS 26.4以降が必要です。管理対象Apple Accountでサインインした際に、アカウント駆動型ユーザー登録を使用したデバイス登録を必須とする場合は、以下の操作を実行します。
Apple Businessで、デバイスの管理権限を持つ役割のユーザーとしてサインインします。
役割と権限を確認するには、「役割と権限について」を参照してください。
「デバイス登録」タブを選択します。
管理対象Apple Accountを使用してサインインする際に、デバイス登録での登録を希望するすべてのデバイスタイプに対して、「個人用デバイスとして登録する」を選択します。
注記: ユーザー登録を行うと、非監視での管理となります。つまり、IT部門はユーザー登録されたデバイスに対して部分的な管理のみを実行できます。この登録方法は、個人所有のデバイスや、監視を必要としない組織所有のデバイスに最適です。監視が必要なiPhoneまたはiPadは、すべて自動デバイス登録を使用して登録する必要があります。詳細については、「Appleプラットフォーム導入」の「Appleデバイスの監視について」を参照してください。
アカウント駆動型デバイス登録
アカウント駆動型ユーザー登録は、従業員がすでに使用している、あるいはAppleお客様番号や販売代理店番号にリンクされていない、組織所有のすべてのMacに対して使用できます。
管理対象Apple Accountでデバイスにサインインして、この登録方法を使用すると、以下の処理が実行されます。
Apple Businessアプリがインストールされる:はい
割り当てられたアプリが使用できる:Apple Businessアプリ内で使用できます
設定が適用される:はい
デバイスが監視される:Mac:はいiPhone、iPad、Apple Vision Pro:いいえ
個人データと作業データが分離される:はい
管理対象外(個人用) Apple AccountのiCloudストレージ:はい
組織の管理対象Apple AccountのiCloudストレージ:使用できます
必要条件
この機能を利用するには、iOS 17.1、iPadOS 17.1、macOS 14.1、visionOS 26.4以降が必要です。旧バージョンのデバイスの場合、管理対象Apple Accountでサインインするとユーザー登録が使用されます。
管理対象Apple Accountでサインインした際に、デバイス登録を使用してiPhone、iPad、Mac、Apple Vision Proを登録するよう要求する場合は、以下の操作を実行します。
プロファイルベースのデバイス登録
Macコンピュータでは、登録プロファイルを使用してプロファイルベースのデバイス登録を実行できます。この方法でMacを登録すると、以下の処理が実行されます。
Apple Businessアプリがインストールされる:はい
割り当てられたアプリが使用できる:Apple Businessアプリ内で使用できます
設定が適用される:はい
デバイスが監視される:はい
個人データと作業データが分離される:いいえ
管理対象外(個人用) Apple AccountのiCloudストレージ:はい
組織の管理対象Apple AccountのiCloudストレージ:使用できます
必要条件
この機能にはmacOS 13以降が必要です。旧バージョンのデバイスの場合、管理対象Apple Accountでサインインするとユーザー登録が使用されます。管理対象Apple Accountでサインインした際に、デバイス登録を使用してMacを登録するよう要求する場合は、以下の操作を実行します。
1人のユーザーに送信するには、タスク「1人のユーザーに登録手順を送信する」を完了してください。
複数のユーザーに送信するには、タスク「複数人のユーザーに登録手順を送信する」を完了してください。
自動デバイス登録(すべてのデバイス)
従業員プランの自動デバイス登録は、組織所有のすべてのiPhone、iPad、Mac、Apple TV、Apple Vision Pro (ベータ版機能を有効にしている場合)で使用できます。
従業員が管理対象Apple Accountとパスワードで設定アシスタントにサインインすると、デバイスが管理対象になり、次のようになります。
Apple Businessアプリがインストールされる:はい(AppleTVでは利用できません)
割り当てられているアプリが利用できる:ユーザープランの場合はApple Businessアプリ内で利用可能となり、デバイスプランの場合はただちにダウンロードされます
設定が適用される:はい
デバイスが監視される:はい
管理対象外(個人用) Apple AccountのiCloudストレージ:使用できません
組織の管理対象Apple AccountのiCloudストレージ:使用できます(AppleTVでは利用できません)
必要条件
この機能を利用するには、iOS 15、iPadOS 15、macOS 12.0.1、tvOS 15、visionOS 26.4以降が必要です。管理対象Apple Accountでサインインした場合に、自動デバイス登録を使用してデバイスを登録する必要がある場合は、以下の操作を実行します。
Appleお客様番号または販売代理店番号をApple Businessにリンクします。「デバイスサプライヤーを管理する」を参照してください。
デバイスがApple Businessに表示されたら、Apple Businessのデバイス管理サービスに割り当てます。「デバイスワークフロー」を参照してください。
デバイスがApple Businessに表示されない場合は、Apple Configuratorを使用して追加することができます。「Apple Configuratorからデバイスを追加する」を参照してください。
デバイスがインターネットに接続され、電源が入っている必要があります。指定されたユーザーがiPhone、iPad、およびMacで設定アシスタントを終了する必要があります(Apple TVでは、設定アシスタントが自動的に終了します)。
確認後、ユーザーは管理対象Apple Accountのユーザー名とパスワードで設定アシスタントにサインインします。
自動デバイス登録(デバイスプランを使用するデバイス)
組織のセキュリティを維持するため、デバイスを管理対象とするには、Apple Businessサブスクリプションを購入する権限を持つ役割のユーザーがデバイスサブスクリプションのある任意のデバイスを手動で承認しなければなりません。これは、デバイスをデバイスプランに追加する際か、デバイスが登録された後に行うことができます。
デバイスプランに追加する際にデバイスを自動承認するには、プランの確認時に「手動での審査なしに、最近管理対象として追加されたデバイスを承認します」を選択します。これが可能なのは、デバイスプランに新しく追加され、かつ過去にApple Businessで承認/管理対象となったことのないデバイスのみです。
必要条件
この機能を利用するには、iOS 15、iPadOS 15、macOS 12.0.1、tvOS 15、visionOS 26.4以降が必要です。デバイスサブスクリプション付きの自動デバイス登録の場合は、まず「自動デバイス登録(すべてのデバイス)」のタスクを完了してください。
注記: デバイスがデバイスプランの対象であるかどうかを必ず確認してください。「AppleCare+ for Businessの保証範囲」を参照してください。
デバイスの登録後にデバイスを承認するには、以下の処理を実行します。
Apple Businessで、デバイスの管理権限を持つ役割のユーザーとしてサインインします。
役割と権限を確認するには、「役割と権限について」を参照してください。
必要に応じて、検索フィールドでデバイスを検索します。「検索する方法」を参照してください。
特定のデバイスを検索する場合は、カンマで区切られたシリアル番号をテキストファイルから最大1024個までペーストすることができます。
管理対象にするデバイスを選択します。
登録日時、オペレーティングシステム、証明書の指紋などの登録の詳細を確認します(この手順は重要です。デバイスを管理対象として承認する前に、これらすべての情報が正しいことを確認してください)。
以下のいずれかを実行して、証明書の指紋を確認します。
iPhone、iPad、Apple Vision Pro:iPhone、iPad、Apple Vision Proの証明書の指紋を見つけるには、「設定」>自分の管理対象Apple Account>「詳細」>「デバイスID証明書」の順に移動します。証明書の指紋は、ページ下部の「指紋」>「SHA-256」で確認できます。
Macの場合:Macの証明書の指紋を確認するには、「キーチェーン」>「証明書」>「システム」の順に移動し、「発行元:Apple MDM RSA CA 1 - G1」とあるランダムなUUIDのエントリを選択します。ウインドウを開き、下にスクロールします。証明書の指紋は、「指紋」>「SHA-256」で確認できます。
以下のいずれかを選択します。
登録の詳細が正しければ、デバイスを管理対象として承認します。
登録の詳細が誤っている場合は、デバイスを管理対象として却下します。デバイスを却下すると登録プロファイルが削除され、管理できなくなります。
1人のユーザーに登録手順を送信する
1人の従業員に、管理対象Apple Accountでデバイスにサインインするように指示する手順を送信するには、以下の操作を実行します。
Apple Businessで、管理対象Apple Accountを作成、編集、削除する権限を持つ役割のユーザーとしてサインインします。
役割と権限を確認するには、「役割と権限について」を参照してください。
必要に応じて、検索フィールドでユーザーを検索します。「検索する方法」を参照してください。
リストからユーザーを選択し、「デバイスを登録する」
を選択します。ユーザーに送信するデバイスの手順を選択します。
Mac
iPhone、iPad、Apple Vision Pro
注記: MacにmacOS 13以前がインストールされている場合は、登録プロファイルのダウンロードを選択する必要があります。
「送信」を選択します。
メールを受信したユーザーは、Macの登録手順の下部のメモに記載されているリンクを選択してWebページの指示に従うことで、デバイスを管理対象にすることができます。
複数人のユーザーに登録手順を送信する
複数の従業員に、管理対象Apple Accountでデバイスにサインインするように指示する手順を送信するには、以下の操作を実行します。
Apple Businessで、管理対象Apple Accountを作成、編集、削除する権限を持つ役割のユーザーとしてサインインします。
役割と権限を確認するには、「役割と権限について」を参照してください。
必要に応じて、検索フィールドでユーザーを検索します。「検索する方法」を参照してください。
リストからユーザーを選択し、「デバイスの登録手順を送信」
を選択します。ユーザーに送信するデバイスの手順を選択します。
Mac
iPhone、iPad、Apple Vision Pro
注記: MacにmacOS 13以前がインストールされている場合は、登録プロファイルのダウンロードを選択する必要があります。
「送信」を選択します。
メールを受信したユーザーは、Macの登録手順の下部のメモに記載されているリンクを選択してWebページの指示に従うことで、デバイスを管理対象にすることができます。
Apple Businessアプリ
従業員はApple Businessアプリを使用して、以下のことができます。
組織が割り当てた仕事用のアプリをダウンロードする。
管理対象のすべてのデバイスを確認する。
AppleCare+ for Businessサポートに直接アクセスする。
AppleCare+ for Businessの保証対象である修理をリクエスト、追跡、キャンセルする。
ユーザーがデバイス管理に登録すると、Apple BusinessアプリがiPhone、iPad、Mac、またはApple Vision Proに自動的にダウンロードされます。Appleサポート記事「Apple Businessアプリについて」を参照してください。